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最新記事【2008年8月31日】

スペイン
2006年2月14日、イギリスのケンブル飛行場のコースでSA05の初めての走行が行われたとき、2007年スペインGPでSUPER AGURI F1 TEAMが世界チャンピオンとの戦いの末、初ポイントを勝ち取るなどと誰が想像しただろう。SAF1チームの短い歴史の中で記念すべきこの日を、スペイン、リーフィールド、日本のそれぞれで戦ったチーム、ホンダ、ブリヂストン・ポテンザ、スポンサー、パートナー、サプライヤー、そして世界中のファンは決して忘れないだろう。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
8位完走 走行周回数:64 最速ラップタイム:1分24秒110

アンソニー デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
11位完走 走行周回数:64 最速ラップタイム:1分24秒291


モナコ
SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨とアンソニー デビッドソンは、モナコGPの過酷なレースを戦い抜き、モナコでの2台揃って初めてのチェッカーフラッグを受けた。琢磨は素晴らしいスタートを切り、その後4つポジションを上げ、17位でレースを完走した。一方、アンソニーにとっては初めてのストリートサーキットのレースだったが、18位でレースを終えた
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
17位 走行周回数:76 最速ラップタイム:1分17秒183

アンソニー デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
18位 走行周回数:76 最速ラップタイム:1分17秒223

SUPER AGURI F1 TEAMはジェームズ・ロシターを新しいテストドライバーとして起用し、今週のポールリカールでのテストからチームに合流することを発表した。

マレーシア
強烈な暑さと湿度の中、セパン・インターナショナル・サーキットで行われた2007年マレーシアGPで、SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨とアンソニー デビッドソンは完走を果たした。過酷なレースを戦い抜いた琢磨とアンソニーは、それぞれ13位と16位でフィニッシュラインを越えた。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
13位 走行周回数:55 最速ラップタイム:1分38秒496

アンソニー デビッドソン カーナンバー23 (SA07-02)
16位 走行周回数:55 最速ラップタイム:1分39秒566


バーレン
SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨とアンソニー デビッドソンは、過酷なバーレーンGPを戦う最中にエンジントラブルに見舞われた。2台のSA07がチェッカーフラッグを受けることなくレースを終えたのは、2006年のドイツGP以来初めてのことだった。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
リタイア  走行周回数:34 最速ラップタイム 1分36秒359

アンソニー デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
16位(リタイア) 走行周回数:51 最速ラップタイム 1分36秒111

今回のレースでは、両ドライバーもチームもミスを犯すことなく素晴らしい仕事ぶりを見せてくれていたので、エンジントラブルで2台とも完走できなかったのは残念だった。

成功裏に冬のテストプログラムを終了したSUPER AGURI F1 TEAMの鈴木亜久里チーム代表とドライバーの佐藤琢磨とアンソニー デビッドソンだが、今日、チームはオーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキットのF1パドックで2007年シーズンを戦うSA07を発表した

SUPER AGURI F1 TEAMは、今日、メルボルンで開催されたオーストラリアGPで2台揃ってのフィニッシュを達成したが、チームにとってはさまざまな出来事があった一日だった。佐藤琢磨と新しいチームメイトのアンソニー デビッドソンは、それぞれ12位と16位でレースを完走しているが、スターティンググリッドに並ぶまでにはそれぞれ異なるトラブルを経験していた。

琢磨はレースでいいスタートを切り、ポジションをキープしたが、アンソニーはクリーンなスタートが切れずに順位を落としてしまった。アルバースとのアクシデントでは車体右側をぶつけ、空中に飛んだマシンが着地した時のアンソニーは呼吸が困難な状態だったという。背中の痛みに耐え、ボディにかなりの損傷を負ったままの状態で、アンソニーはレースを最後まで走り抜き、初めてのF1のチェッカーフラッグを受けた。

佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
12位 走行周回数:57 最速ラップタイム 1:28.487

アンソニー デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
16位 走行周回数:56 最速ラップタイム 1:28.489

イタリア
イタリアGP決勝は、SUPER AGURI F1 TEAMにとってはチャレンジングなレースとなった。佐藤琢磨はグリッドへ向かう間に油圧系のトラブルに見舞われ、Tカーでのピットスタートとなった。ふたりのドライバーともいいスタートを切ったが、山本左近のSA06にも油圧系のトラブルが生じ、18周目にリタイアすることになった。その後、琢磨のマシンのフロアにデラミネーション(層間剥離)が生じ、彼はハンドリングに苦しまされることになった。そして、ペースを大きく落とすことになったものの、琢磨は内容の濃いレースを戦い、ライバルチームの前でフィニッシュラインを越えたのだった。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-02 Tカー/ピットスタート)
16位 走行周回数:51 最速ラップタイム 1:25.676

山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
リタイア 走行周回数:18 最速ラップタイム 1:26.548

日本
佐藤琢磨と山本左近が日本GPのチェッカーフラッグを受けると、鈴鹿サーキットに集まった16万人を超すファンたちが一斉に歓声を上げた。2005年末に新しいF1チーム設立の夢を果たした、若くて小さなSUPER AGURI F1 TEAMにとっては、本当に素晴らしい結果だった。レースの現場と本拠地リーフィールドにあるチームのファクトリーとの最高のチームワーク、そしてホンダやブリヂストンといったパートナーとの緊密な関係が、SAF1チームをスパイカーMF1やスクーデリア・トロロッソといった、現時点でのライバルチームと本当に戦えるチームに育て上げたのだ。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
15位 走行周回数:52 最速ラップタイム:1:35.082

山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
17位 走行周回数:50 最速ラップタイム:1:35.594


ソープ

ブラジル
SUPER AGURI F1 TEAM は、シーズン最終戦で今年最高の結果を残すことができた。今日、サンパウロで2006年F1シーズンがフィナーレを迎え、佐藤琢磨がエキサイティングなブラジルGPを10位でフィニッシュ。チームメイトの山本左近も16位でチェッカーフラッグを受け、SAF1チームは2台揃ってのフィニッシュを果たした。手に汗握るシーズン最終戦で、左近と琢磨はそれぞれレースの7位と9位のファステストラップを記録している。こうして、SAF1チームの初シーズンは幕を閉じた。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
10位 走行周回数:70 最速ラップタイム:1:13.401

山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
16位 走行周回数:69 最速ラップタイム:1:13.379

SUPER AGURI F1 TEAMにとっては、悪天候の厳しいレースコンディションに苦しめられた難しい一日だった。山本左近は残念ながらチームで2戦目となるレースを完走できなかったが、佐藤琢磨は充実したレースを戦い、SA06を完走させた。レースでは琢磨のマシンに数々のトラブルが発生し、スタートから苦しめられた一日だったが、彼の揺るぎない決意と類い稀なチームワークが14位でフィニッシュラインを越えることを可能にしたのだった。

佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
14位 走行周回数:65 最速ラップタイム 1:30.957

山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
リタイア 走行周回数:0 最速ラップタイム 非計測


トルコ
SUPER AGURI F1 TEAMは、トルコGPでもさらなる試練に直面することになった。佐藤琢磨は素晴らしいスタートを切ったが、ターン1のアクシデントに巻きこまれ、後方からの追突でマシンとリヤタイヤに大きなダメージを負ってしまう。しかし、ピットに戻り、メカニックにSA06を修理してもらうと、琢磨は16周遅れにも関わらず、再びレースに戻った。山本左近は確実なレースのスタートを切っていたが、23周目のターン1でスピンを喫し、コースアウト。そこで彼のレースは終わってしまった。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
未完走 走行周回数:41 最速ラップタイム 1:30.403

山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
リタイア 走行周回数:23 最速ラップタイム 1:32.337

アメリカ
SUPER AGURI F1 TEAMは落胆のうちにアメリカGPを終えた。フランクモンタニーはスタート直後の第1コーナーで合計7台をリタイアさせたアクシデントに巻き込まれ、そこで彼のレースも終わってしまった。佐藤琢磨はラインを外れて良いスタートを切り、セーフティカーが導入された時には11位を走っていた。再スタートで琢磨はミッドランドのモンテイロに並び、追い抜きかけたが、モンテイロが道を塞いだために、ターン1でコースアウトする結果となってしまった。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
リタイア 走行周回数:6 最速ラップタイム 1:43.802

フランク モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
リタイア 走行周回数:0 最速ラップタイム 非計測


フランス
SUPER AGURI F1 TEAMのフランク モンタニーが、母国レースであるフランスGPで16位のチェッカーフラッグを受けた。佐藤琢磨はスタートでクラッチ関連のトラブルに苦しみ、1周を終えることなくリタイアという残念な結果に終わった。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
リタイア 走行周回数:0 最速ラップタイム 非計測

フランク モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
16位 走行周回数:67 最速ラップタイム 1:20.113


ドイツ
琢磨は素晴らしいスタートで、17位から15位へとすぐにポジションを上げていたが、ギヤボックスのオイル漏れが原因で38周でレースをリタイアすることになった。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)
リタイア 走行周回数:38 最速ラップタイム 1:19.413

山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
リタイア 走行周回数:1 最速ラップタイム 非計測


山本左近をサードドライバーとして起用
SUPER AGURI F1 TEAM(チーム代表:鈴木亜久里)は、イギリスGPとカナダGP、アメリカGPでSUPER GT及び全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに参戦していた山本左近をサードドライバーとして起用することを決定した。

イギリス
SUPER AGURI F1 TEAM は、イギリスGPで待望の2カーフィニッシュを再び果たすことになった。佐藤琢磨とフランク モンタニーはミスなくレースを走り抜き、それぞれ17位と18位でレースを完走した。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-01)
17位 最速ラップタイム 1:26.520

フランク モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
18位 最速ラップタイム 1:27.167


カナダ
カナダGPの週末は、SUPER AGURI F1 TEAMにとっては残念な結末となってしまった。佐藤琢磨はミッドランドF1のモンテイロを抑えて素晴らしいレースを走り続け、14位フィニッシュを果たすかと思われたが、最終ラップのターン9で壁に接触してしまった。一方、フランクモンタニーは2周目にエンジントラブルが発生し、レース早々に戦列を離れた。
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
15位 最速ラップタイム 1:20.490

フランク モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
リタイア 最速ラップタイム 2:07.709


FIAより受けたアドバイスに従い、井出有治をチームのテストのみに参加させることに決定した。この結果フランク モンタニーが今週のヨーロッパGPでのセカンドドライバーとして参戦することになった。

ヨーロッパ
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
リタイア/最速ラップタイム 1:36.706

フランク モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
リタイア/最速ラップタイム 1:37.214

スペイン
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
17位/最速ラップタイム 1:20.411

フランク モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
リタイア(10周)/最速ラップタイム 1:22.380

モナコ
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-05)
リタイア/最速ラップタイム 1:18.793

フランク モンタニー カーナンバー23 (SA05-02)
16位/最速ラップタイム 1:19.104

オーストラリア
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-02)
12位/最速ラップタイム 1:30.574

井出有治 カーナンバー23 (SA05-03)
13位/最速ラップタイム 1:33.737

誕生したばかりのSUPER AGURI F1 TEAMが、予想外の記録達成を祝うことになった。F1公式記録によると、佐藤琢磨とSUPER AGURI F1チームは、2006年FIA F1世界選手権の開幕3戦において、他のどのチームよりも多い周回数を走り、最も長い走行距離を走破していることが明らかになった。これも、信頼性の高いシャシーとエンジンのお陰だ。SAF1チームのルーキー、井出有治は出走した3レースで、まだ1回しかチェッカーフラッグを受けていない。だが、全走行距離においては、22台中8位という堂々たる結果だった。

サンマリノ
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA05-02)
リタイア 最速ラップタイム 1:29.100

井出有治 カーナンバー23 (SA05-03)
リタイア 最速ラップタイム 1:31.032

フランク モンタニーを起用
モンタニーは、すでにSUPER AGURI F1 TEAMのリザーブドライバーとして、バーレーンGPとサンマリノGPに帯同しているが、来週のニュルブルクリンクのレースでは佐藤琢磨と井出有治とともに、金曜日のフリー走行でゼッケン41を付けるサードカーをドライブすることになった

SUPER AGURI F1 TEAM (チーム代表 : 鈴木亜久里)は、2006年シーズンよりFIA F1世界選手権に参戦する。チームの本拠地は日本・東京に置き、ファクトリーはイギリス・オックスフォードシャーのリーフィールドに置く。
ドライバーはレギュラードライバーとして、佐藤琢磨と井出有治の2名、序盤2戦のリザーブドライバーとしてフランク モンタニーを起用する。
マシンは2.4リットルV型8気筒のホンダRA806Eを搭載する「SA05」を開幕戦から投入するが、開発中の「SA06」を追って投入する予定である。なお、タイヤはブリヂストンを使用する。

バーレーンGP
佐藤琢磨  カーナンバー22 (SA05-02)
順位 18位/最速ラップタイム 1:37.104

井出有治  カーナンバー23 (SA05-03)
順位 リタイア (35周目)/最速ラップタイム 1:38.302

SUPER AGURI F1 TEAMにとってF1参戦初レースとなったバーレーン・グランプリで、佐藤琢磨が見事フィニッシュを達成した。井出有治も果敢な戦いぶりを見せたが、ドライブスルー・ペナルティ、燃料ホース・リグのトラブル、そして、メカニカルな問題に苦しみ、あと、わずか10周を残すところで彼のF1デビュー戦は幕を閉じた。

スーパーアグリの軌跡

スーパーアグリの軌跡 スーパーアグリに関することやF1ドライバー情報など。 スーパーアグリF1チームは2006年から2年4ヶ月の間戦い続けました。 F1という厳しい世界で活動をしていく中で、多くの人々に支えられてきました。 みなさんの熱い想いにもたくさんの力をもらいました。 応援してくれた人もすべて、一緒に戦ってきたチームの一員だと思っています。 2008年6月1日 鈴木 亜久里


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